概要
2015年度は3回に分けて投入された。
5月にトップドアのブルーリボン2が3台、10月にエアロスター標準尺ノンステップ車が4台、そして年度末の2016年3月に新型ブルーリボン長尺ノンステップ車が4台、計11台が青葉台に投入されている。
マーキュリー
5月投入の3台は何れも貸切登録車で、トップドア自家用仕様の長尺ブルーリボン2。ツーステップ車である。塗装は現行の観光バスカラーで、通称「マーキュリーカラー」と呼ばれる物である。
行先表示器及び経由地表示器は汎用の3色LEDタイプだが、行先表示器は前面のみに設置されリアは未設置。経由地表示器は前ドア直後の窓に設置されている。側面窓は1段の黒サッシで引き違い窓である。車内はハイバックシートが並ぶが、シートピッチが狭いのが特徴。運賃箱は設置されていない。
足回りは前年の1411と全く同様であり、排ガス規制は平成27年度燃費基準+5%を達成している為QPG-代となっている。ミッションは3ペダル6速MTを採用。青葉台営業所ではこの代以降3ペダルMT車の新製投入は無い。
ラッシュ対応
10月末にはエアロスター標準尺ノンステップ車4台を投入。2015年3月以来7ヶ月ぶりの投入だが、座席配置は若干異なっており都市型ラッシュ仕様となった。
優先席は横向き4人掛けで、中扉から後は非常口列以外1人掛けシートとなっている。シート柄は981,1029等と同様の明るい群青色の物を採用した。それ以外は2015年3月投入車と同仕様である。
新型
そして2016年3月末には日野の長尺ノンステップ車を4台投入。日野の大型車も2015年9月にモデルチェンジを受けており、愛称は15年ぶりに「ブルーリボン」の名前が復活した。今回もいすゞエルガとの統合車種という位置付けであり、車内の銘板は「日野自動車」となっている。形状はいすゞエルガと全く同一であり、社番と車内銘板で判別するしか無い・・・。
東急バスでは2016年3月分が初導入であり、瀬田、目黒、新羽へはホイールベース5.3mの標準尺車を導入した。
青葉台へはブルーリボンシティ長尺ワンステップ車代替、及び青28増発に伴う増車要員として投入された為、ホイールベース6mの長尺車となった。
車体長は11.13mで、従来のブルーリボン2標準尺ノンステップ車と比べると20.5cmの延長にとどまっている。しかしホイールベースは従来の標準尺ノンステップ車と比べて70cm延長されており、その分ノンステップエリアも拡大された。車内は都市型ラッシュ仕様で優先席は全て前向きシートとなり、中扉から後は非常口列以外1人掛けシートとなっている。車内の前向き座席はブルーリボン2で採用していた物と同型の物を使用しており、カタログ仕様とは異なる。シート柄は1134、1135等と同様の紺色系の物。
ミッションはアリソン製の6速ATを採用。排ガス規制は平成27年度燃費基準+5%を達成している為、QPG-代となっている。エンジンは直列4気筒5.2リッターダウンサイジングターボ250馬力のいすゞ製4HK1-TCSへ変更されたが、DPRと尿素SCRを組み合わせた排気ガス浄化システムは引き続き搭載されている。燃料タンクは左フェンダー置き仕様でドア側最前部は座席の設置が無く、荷物置き場となっている。
青葉台営業所に在籍実績のある車両
(2015年度車)
日野QPG-KV290Q1(4台)