概要
2006年度の青葉台営業所への新車は3回に分けて投入されている。
4月に1台、10月末〜11月にかけて5台、そして2007年3月に4台。計10台が登場。何れも日野ブルーリボン2のワンステップバスとなる。
ロングの代替が
2006年4月、青葉台初のブルーリボン2ワンステップバスが登場。1台が新製投入された。
青葉台へはタイヤ間の長さが4.8mの短尺車(L尺)が投入されたが、代替は3扉長尺車の1239。投入当初は謎の置換えと思われたが、後の新製投入によりその謎が解明することとなる。
いすゞエルガとの統合車種となっており、製造はいすゞ、日野との合弁会社「ジェイ・バス」が担当。設計、開発はいすゞとなっている。
外観はいすゞエルガそのものであり、エンジンもいすゞ製の6HK1-TCCとなっている。中型車の過給器付きエンジンを大型車向けに手を加え直した物であり、総排気量は7.7リッター、エンジン出力は260馬力(191kW)となる。現在で言うダウンサイジングターボの先駆けである。日野車であることは車内の銘板、ハンドルのエンブレムで判別出来る。
形式名もいすゞエルガは「LV」であるのに対し、日野ブルーリボン2は「KV」を名乗っている。
車体は2006年1月施工の灯火器の保安基準に対応し、側面にも反射板を取り付けた。車内の仕様は2005年度車と同様である。
プラマイゼロ
続いて2006年10月末から11月頭にかけて5台のブルーリボン2を投入。こちらはタイヤ間の長さが5.8メートルの長尺車(Q尺)となり、中扉は改造扱いの4枚折戸となっている。
この月の投入車からは左右両側、及び後面の客席窓は緑色の着色ガラスとなった。また、車内中扉から後ろも短尺車と同様の進行方向向き座席となり、優先席の座席色も青色系に変更された。また、車内の天井部分のカラーがグレーに変更されている。
代替は1994年度投入の日野ブルーリボン5台となっており、その中には短尺車の1347も含まれていた為、今回の投入により帳尻を合わせる形となった。
路線移管
2007年3月16日より横浜市営118系統(青葉台駅〜桂台〜奈良北団地折返場)が東急バスへ移管。それに伴い青葉台営業所では車両を8台増やして対応した。その内4台はブルーリボン2の新車となっている。
何れもタイヤ間の長さが4.8mの短尺車となっており、車内外の仕様は2006年10月〜11月の投入車と同様である。
交換トレードで
2010年9月に高津より日産ディーゼルスペースランナーRAが3台転入。三菱ふそうエアロスターワンステップ車2台と、ブルーリボン2ワンステップ車1台との交換トレードによる物で、青葉台所属の日産ディーゼル車は6台に増えた。
何れも2006年10月の投入車であり、車体長は10.49m、タイヤ間の長さは4.8mの短尺車。左右両側、後面の客席窓は緑色の着色ガラスとなっている。室内天井色はグレー、優先席も青色のタイプである。
復活
2019年7月に池上より三菱ふそうエアロミディMKが1台転入した。青葉台では2018年3月の599除籍以来1年4ヶ月ぶりのふそう中型車復活となったが、1ヶ月程の在籍で瀬田へ転出。
2005年3月投入のエアロミディMKとの相違点は左右両側、後面の客席窓が緑色の着色ガラスとなっていることで、着色ガラスとなった為、運転席側の窓配置も一部変更されている。
ノンステ
2022年1月に虹が丘よりスペースランナーRAが1台転入。1ヶ月程の在籍で虹が丘に戻った。
更に2022年6月に虹が丘から別のスペースランナーRAが1台転入し、1年5ヶ月程青葉台で活躍した。
上記の2台は何れも新製時は弦巻へ投入されたノンステップバスで有り、車体長10.49m、タイヤ間の長さは4.8mの短尺車である。
何れも2006年6月の投入車の為、車内天井の色はクリーム系、優先席色はグレーとなっている。
青葉台営業所に在籍実績のある車両
(2006年度車)
日産ディーゼルADG-RA273KAN(2台)
日野PJ-KV234L1(5台)
- AO751
- AO752
- AO753
- AO754
- AO755
日野PJ-KV234Q1改(5台)
- AO756
- AO757
- AO758
- AO759
- AO760
三菱PA-MK27FH(1台)