概要
1996年度は東急バスでは新車が大量投入された年であり、青葉台営業所でも9月に一挙5台の新車が導入された。何れも日野ブルーリボンの短尺車である。
ちょいとイメチェン
青葉台営業所に投入された新車は、何れも日野ブルーリボンの短尺車。この年に投入された車からは平成6年(1994年)の排出ガス規制適合となり、バス形式の前に付く識別記号は「KC」に変わった。
主に外観が変更されており、前面行先方向幕上の左右両端に設置されたマーカーランプは、この年の導入車より廃止された。その他、ヘッドランプ、後部の方向指示器、ブレーキ灯が角形化されている。エンジンは1995年投入車と同様で、総排気量9,880cc、出力230馬力のM10U型である。
車内では左側優先席肘掛けに内蔵の降車ブザー形状が変更され、ブザーの保護カバーは再度廃止。ブザー音も電子音に変更された。
淡島からの刺客
2007年3月16日より横浜市営バス118系統(青葉台駅〜奈良北団地折返場)が東急バスへ移管されることとなり、青葉台では8台が増車されることとなった。そのうち2台は淡島から転入のエアロスターMで、青葉台営業所では初登場の形態となった。
元々は1996年9月に淡島へ投入されたKC-MP217系であり、当該型式は1995年途中から1996年までの約1年間しか生産されていない為、全国的にも希少な型式である(※1)。エンジンは総排気量11,945cc、出力240馬力の6D24型を装備。マーカーランプは廃止され、後部の方向指示器、ブレーキランプは角形化されているが、ヘッドランプは丸型を維持している。車内の仕様は青葉台生え抜きの日野車と同様で、降車ブザーも電子音化されている。
尚、青葉台転入に際して行先表示、側面経由地表示はLED化されている。
(※1)但し東急バスでは6月、9月の2回に分けて1575〜1598まで24台が導入されている(淡島:6台、瀬田:5台、目黒:3台、新羽:10台【新製投入時点で】)。
青葉台営業所に在籍実績のある車両
(1996年度車)
日野KC-HT2MLCA(5台)