概要
2007年は6月と11月の2回に分けて投入された。いずれも短尺ワンステップ車で、6月投入分は日野ブルーリボン2、11月投入分は三菱エアロスターである。
また増えた
2007年6月投入分は日野ブルーリボン2で、1995年6月投入のブルーリボン置き換えの為2台が投入された。仕様は2007年3月投入車と同様である。
路線移管の為、2010年6月末に2台揃って新羽へ転属したが、2012年9月にブルーリボンシティノンステップ車代替の為、再び青葉台に帰ってきた。
クリーンエンジン
残る1995年度投入のブルーリボン3台は11月投入分のエアロスターで置き換えた。
2007年9月26日に発売されたばかりの新長期規制対応車で、東急バスでは高津、虹が丘と青葉台の3営業所に投入された。
外観上の大きな変更点はないが、エンジンは日産ディーゼル製の9.2リッター300馬力のMD92TJへ変更されている。このMD92TJエンジンに尿素SCR、超高圧燃料噴射(EGR)、酸化触媒を組み合わせた排ガス浄化装置「FLENDS(フレンズ)」を搭載し、当時としては最高レベルのクリーンエンジンを達成している。ミッションはOD5速、MT仕様である。
692〜697までのPJ-代エアロスターと比較すると、マフラー形状が変更され、位置も出入口側へ移動。リアの補助灯も配置が変更されている。
車内仕様は6月投入車と同様で、壁、天井はグレートーンとなり、優先席も青系となった。
川和線と一緒に
2010年6月末に新羽より3台のスペースランナーRA長尺ワンステップ車が転入。市03(川和線/市が尾駅〜新横浜駅)が新羽から移管されたことによる転属で、新羽時代も市03の専用車だった為、路線ごと移籍したことになる。
ボディは西日本車体工業96MCのB-IIタイプを架装。エンジンはMD92TJで、排ガス浄化装置「FLENDS」も搭載している。中扉は4枚折戸、車内は優先席が横向きシート、中扉から後も前向きシートが並ぶ汎用仕様である。転属後は川和線以外の長尺車充当可能路線でも活躍した。
神奈川県内初
2021年3月に瀬田よりエアロスターSが1台転入。日産ディーゼルスペースランナーRAのOEM供給車で、東急バスでは都内営業所のみの在籍であった為、神奈川県内営業所では初のエアロスターSとなった。
外観はスペースランナーRAのノンステップ車と全く同一であり、ボディも西日本車体工業96MCのB-IIタイプを架装。エンジンはMD92TJで、排ガス浄化装置「FLENDS」も搭載。リアブレーキ灯、方向指示器、後退灯は2007年10月投入車の為、日産シビリアンと共通仕様である。但し前面の「ノンステップバス」表記を避ける為、フロントバンパーのナンバープレートは下方にオフセットされた東急バスオリジナル仕様となっている。
クーラーユニットはサーモキング製を搭載しており、こちらも青葉台では初お目見えとなった。
青葉台営業所に在籍実績のある車両
(2007年度車)
三菱PKG-MP35UK(4台)