概要
1988年6月に一挙6台が青葉台へ投入された。いずれも日野ブルーリボンで、5台が3扉の長尺車。1台はロマンス車である。
引戸に変更
3扉車は前年に引き続いての投入となった。この代からは中扉、後扉は一般的な引戸に変更された。その他外観の仕様は前年投入の3扉と変更無く、標準床仕様。エンジンも高出力のEK200型である。
詰め込もう!
この年投入の3扉車の車内は、5台中3台は前年度車と同様だった(※)が、残り2台は車内の座席が一部収納できる様になっていた。運転席側の一部座席4人分を跳ね上げられる様にして、従来の3扉車と比べて乗車定員が3名増加した。
通学客の多い日体大線、成合線では活躍できそうな仕様だが、筆者が見た限りではあまり使っていた記憶が無い(´・ω・`) 収納できる座席は明らかに簡易的な座席で、座り心地はJR東日本の205系、209系の6扉車の跳ね上げ式座席と同様であった。
(※)但し、中扉、後扉が引戸となった為、出入口側前扉〜中扉間の座席が1名分増加し、前年の3扉車と比べると乗車定員が1名増加している。
ロマンス車増強
ロマンス車は前年に引き続き日野ブルーリボンの高出力車で、1台が投入された。仕様は前年度車と同様である。
一時期は三角トレードで瀬田へ転出したが、1996年に青葉台へ復帰。2003年8月までミッドナイトアロー、契約輸送、晩年は青61急行便でも活躍した。
唯一の7E
1992年にロマンス車を放出した代わりに、新羽から日産ディーゼル車が1台転入した。
青葉台営業所の歴代所属車では唯一の富士重工17型E(7E)ボディー架装車で、異色の存在だった。中扉は4枚折戸で、基本的に他営業所へ投入された大型車と共通仕様である。エンジンは直列6気筒直噴OHVで、12.5リッター235馬力のPF6Hを搭載する。
1994年に1988年度車のトップを切って車体再生が施工され、黒バンパーの姿になったのもつかの間、1995年6月の新車投入玉突きで弦巻に旅立っていった。
いすゞロマンス
1997年11月に川崎からいすゞのロマンス車が1台転入。富士重工15型B(5B)ボディーを架装。エンジンは高出力仕様275馬力の6RB2を搭載している。
転入当初はミッドナイトアローのみで使用されたが、2001年以降は幕を新品へ交換。一般路線にも朝ラッシュ時を中心に充当される様になった。
青葉台営業所に在籍実績のある車両
(1988年度車)