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東急バス 青葉台営業所をとことん研究するホームページ。それが青空交通 青葉台団地センター停留所です。

青葉台営業所の車両凡例

目次


1.社番
2.登録番号
3.形式
4.初年度登録
5.車体
6.仕様
7.扉数
8.中扉/後扉
9.行先表示
10.備考欄

1.社番


東急バスの場合、営業所記号の部分を除いた1~4桁の数字が社番となる。下記写真の場合、「AO」が営業所記号で、「1306」の部分が社番となる。営業所記号の説明は次項を参照。社番は基本的に変動しないが、例外もある。


営業所記号について


1968年以降、東急バスでは営業所記号を営業所の英文表記から、アルファベットの1~2文字で示している。転属の際は営業所記号が下表の通り変動する。各営業所の記号は下表の通り。

(例)695号車が青葉台営業所から高津営業所へ転属した場合

(転属前)AO695(転属後)TA695に変動する

営業所略号 営業所名
A 淡島
O 大橋
(2002年9月15日廃止)
K 駒沢
(1984年3月15日廃止)
T 弦巻
S 瀬田
I 池上
E 荏原
N 中延
(1981年6月22日廃止)
M 目黒
SI 下馬
TA 高津
KA 川崎
(2010年9月30日廃止)
H 日吉
(1993年10月30日まで)
東山田
(1993年11月1日以降)
NI 新羽
AO 青葉台
NJ 虹が丘

2.登録番号


ナンバープレートの番号を示す。

特別仕様ナンバープレートについて


東急バスでは2017年度後期より、特別仕様のナンバープレートを装着した車が登場している。
特別仕様ナンバープレートを装着した車の登録番号表記は白地に緑文字とするとともに、登録番号表記の上段に下記コメントを付して区分している。

ラグビー

  • ラグビーワールドカップ特別仕様のナンバープレートを装着した車は、上記コメントを付して区分している。
  • 概要はこちらのリンクを参照

東京オリンピック

  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートを装着した車は、上記コメントを付して区分している。
  • 概要はこちらのリンクを参照

3.形式


バスの形式。見たままで判断している為、相違する場合があることをご了承願いたい。指摘がある場合はメールなどでお気軽にどうぞ!!

尚、車両一覧、及び車両解説ページではシャーシメーカー略称の後にバスの形式を示している。
正式表記は下記の通り。

略称 正式名称
日産ディーゼル 日産ディーゼル工業株式会社
(2010.2.1より
UDトラックス株式会社
)
日野 日野自動車株式会社
 (1999.11.30までは
日野自動車工業株式会社)
いすゞ いすゞ自動車株式会社
三菱 三菱自動車株式会社
 (1970.5.31までは
三菱重工業株式会社)
 三菱ふそう
トラック・バス株式会社

4.初年度登録


当該のバスが納車時にいつ車検場で登録されたかを示す。車台番号を確認していない場合も多い為、このページでは車検場での登録日を記載している。

5.車体


当該のバス車体製造会社を示す。詳細は別ページに記載する予定(ボリュームがあまりに多大すぎる為、ただいま編集中・・・。気長にお待ちくださると嬉しいです)。

6.仕様


当該バスに乗車または降車する際、ステップが何段あるかをを示す。詳細は下記の通り。尚、リフト付きバスの場合は「リフト」、小型車の場合(日産ディーゼルスペースランナーRN、日野リエッセ、ポンチョを除く)は基本「マイクロバス」の表記で示す。

ツーステップ

  • 乗客が乗るスペースまで2段上がる形態のバス。昔のバスはこれがスタンダード。
  • 東急バスの一般路線車では1999年度まで導入。但し、特定、契約輸送車では1999年以降も導入例有り。

ワンステップ

  • 乗客が乗るスペースまで1段上がる形態のバス。
  • 東急バスの一般路線車では2001年度以降投入。青葉台営業所では2002年8月登録のロマンス車から採用された。
  • アイドリングストップ&スタート装置を標準装備。
  • 東急バス向けのワンステップ車は、車高調整装置を全車標準装備。悪路走行時は車高を上げることにより、走行性が向上。また乗降時に車高を下げることにより、乗降時の安全性も向上した。
  • 中扉には車椅子用のスロープ板を備える。車椅子用のスロープは乗務員が手動で操作する。

ノンステップ

  • 乗客が乗るスペースまでの段差がないバス。近年のバスはこれがスタンダードとなった。
  • 東急バスの一般路線車では1997年度に目黒営業所所管の黒01(碑文谷線)、黒02(清水線)専用車として投入されたのを皮切りに導入が拡大した。
  • 青葉台営業所では1999年6月登録のAO1829が、東急バスにおける横浜市内初のノンステップバスとして登場。以降1999年度は1829も含めて、大型ノンステップ車が4台導入された。
  • 2001年度もみたけ台線(現、青01)、市が尾循環線(現、市61、市62)専用車として中型ノンステップ車が8台、青葉台駅発着路線用として大型ノンステップ車が3台登場した。
  • 以降中型車を中心にノンステップ化が進み、2011年8月をもって全ての中型車がノンステップバスとなった。
  • 大型車も2015年3月登録車以降は、全てノンステップバスで導入されている。2020年2月には短尺タイプのノンステップバスも投入。
  • アイドリングストップ&スタート装置を標準装備。
  • 東急バス向けのノンステップ車も、車高調整装置を全車標準装備。悪路走行時は車高を上げることにより、走行性が向上。また乗降時に車高を下げることにより、乗降時の安全性も向上した。
  • 中扉には車椅子用のスロープ板を備える。車椅子用のスロープは乗務員が手動で操作する。

連接ノンステップ

  • 連節バスは、大量輸送の為車体が2連以上に繋がっているバスのこと。
  • 日本では1950年にいすゞ自動車がBX91形をベースに1台試作。八戸市営バス、弘南バスで活躍した。
  • 本格導入は1985年の国際科学技術博覧会(科学万博つくば'85)の輸送目的で、ボルボ製のB10M(車体は富士重工製)を一挙100台導入したのが初である。開催期間中、国鉄常磐線の万博中央駅(現、ひたち野うしく駅の位置)~万博会場間の観客輸送に当たった。
  • 万博終了後は80台がオーストラリアへ輸出。19台は東京空港交通へ移籍して活躍。残りの1台は富士重工社内で保存された(後に解体)。
  • 東京空港交通で活躍した車両の内3台は旭川電気軌道へ移籍。2004年まで活躍した。
  • その後、暫く日本国内での連節バス導入は途絶えたが、京成バスが1998年に幕張本郷駅から幕張新都心間の輸送用として、船橋営業所茜浜車庫へボルボ製(車体は富士重工製)の連節バスを10台導入した。

  • ↑は京成バスで導入したボルボ製の連節バスの画像(4817【KC-B10MC】)
    (2004年7月18日 マリンスタジアム【現ZOZOマリンスタジアム】にて)
  • ノンステップの連節バスは、2005年2月に神奈川中央交通が湘南台駅西口~慶応大学(湘南藤沢キャンパス)間の輸送用として、茅ヶ崎営業所へネオプラン製のノンステップ連節バスを2台導入したのが初である。
  • 神奈川中央交通の連節バスは「ツインライナー」の愛称で、2005年3月14日より上記湘南台駅西口~慶応大学間路線(湘25)で運行を開始。その後、2005年8月に4台が追加投入された。
  • ↑は茅ヶ崎へ導入されたノンステップ連節バス「ツインライナー」営業運行2日目の様子と車内画像。車内のLCDは撮影当時では目新しいギミックだった。
    (【ち202】2005年3月15日撮影)
  • 日本生産初の連節バスは、いすゞ、日野が2019年5月27日に同時発売。いすゞが「エルガデュオ」、日野は「ブルーリボンハイブリッド連節バス」を名乗る。
  • 車体等主な仕様はエルガデュオ、ブルーリボンハイブリッド連節バスとも全く同様である。
  • 車内はノンステップ仕様となっており、広いノンステップエリアにより混雑時でもスムースに移動できる車内スペースを確保している。
  • 走行システムは日野のブルーリボンハイブリッドHL系で採用された、ディーゼルエンジン+電気モーターのフルハイブリッドシステムとなった。
  • ↑は横浜市営バス滝頭営業所へ投入された、日野ブルーリボンハイブリッド連節バス(局番:9-3516)。
    横浜駅東口から横浜市内の観光地を巡り、山下ふ頭までを結ぶ路線「ベイサイドブルー」に運用されている。
    (2020年9月13日 サークルウォーク交差点にて)
  • 東急バスへの連節バス導入は2023年8月末に青葉台営業所へ導入されたブルーリボンハイブリッド連節バスが初。2024年4月1日より青61(日体大線・青葉台駅~日体大)で運行が開始された。愛称は「タンデムライナー」。

リフト

  • 前扉または中扉に昇降式のリフトを備えるバス。


  • 画像は神奈川中央交通 伊勢原営業所所属(当時)1995年式日産ディーゼルKC-UA460LAN(い111)の昇降式リフト使用シーン。「い111」は前扉に昇降式のリフトを備えており、車椅子のままでも乗務員の操作で簡単に乗降が可能であった。
  • 東急バスでは1994年度、1996年度に大橋営業所へ日野大型のリフトバスが1台ずつ導入された。いずれも中扉に昇降式のリフトを備えており、投入当初は渋21(松陰線)限定で活躍した。
  • 日野大型のリフトバスは大橋営業所閉所による路線移管に伴い、2002年に弦巻営業所へ転属。転属後は渋21以外の路線でも活躍の場を広げている。
  • 2004年度~2011年度までは日野リエッセのリフトバスも導入。いずれも中扉に昇降式のリフトを備える。これらの車は2021年現在、下馬(トランセ所属)、瀬田、東山田の各営業所に在籍。
  • 2019年度は新横浜溝の口線用として、昇降用エレベーターを装備するエアロエースが新羽営業所に1台導入された。こちらもリフトバスの仲間に入るのだろうか?
  • 青葉台営業所への導入例は2021年2月現在0である。今後転属により導入される可能性あり?

マイクロバス

  • 広義では小型のバスのこと。本記事では、下記に該当するバスをマイクロバスとして扱う。
  • 小型、ワンボックスカーの車体を延長し、乗車定員を12~14名程度とした物。
    【例:トヨタハイエース、日産キャラバン等】
  • コンポーネントの多くを2トントラックと共通化した、マイクロバス専用モデル。
    【例:三菱ローザ、日野リエッセII、日産シビリアン等】
  • 東急バスでは、各種契約輸送用として三菱ローザ、日野リエッセIIの導入例がある。
  • 2023年2月に宇奈根・喜多見地区のオンデマンド輸送用として瀬田営業所へハイエースを2台導入した。

7.扉数


当該のバスにある出入口の数を示す。

8.中扉/後扉


中扉、後扉の形態を示す。主な種類は下記の通り。

なし

  • 元々中扉、後扉がないパターン。
  • 青葉台営業所所属車では、深夜急行バス専用車、契約輸送車などが該当。

引戸

  • 路線バスではスタンダードな形態の片開き扉のこと。
  • 画像は2006年10月投入の日産ディーゼルPKG-RA274KAN(AO711)の中扉。

2枚折戸

  • 2枚の扉が連動し、中央部で内側に折れて開く。
  • 一般的なバスの前扉ではスタンダードなシステムだが、小型車の場合は戸袋が確保できない為、中扉にも2枚折戸を採用する場合が殆どである。
  • 地方で見られる前後扉のバスも後扉が2枚折戸の場合がある。
  • 写真は1999年6月投入の三菱KC-MJ218F(AO1883)の中扉。

4枚折戸

  • 2枚折戸を2セット使用し、それぞれが内側に折れて開く。開口部が広い為、素早く乗降客を捌くことが出来るメリットがある。
  • 西日本鉄道では1970年代後半より採用されており、東急バスでも1985年度に三菱ふそうの大型車で採用された。
  • 1986年度~1989年度までは一部例外を除き、4枚折戸での投入は全メーカーの大型車に拡大されたが、1990年度以降の投入車は一般的な引戸に戻された。
  • 2003年度以降は標準尺、長尺のワンステップ車に4枚折戸が採用されている。
  • 写真は2003年8月投入の日野KL-HU2PREA(AO439)の中扉。

グライドスライド

  • 2枚の扉が左右の内側に開く。
  • 回転軸が移動することにより、ドア開閉に必要なスペースが最小限になるメリットがある為、ノンステップ車では採用されるケースが多い。
  • 写真は1999年11月投入の日野KC-HU2PPCE(AO1832)の中扉。

9.行先表示


前面及び側面の方向幕の形態を示す。主な種類は下記の通り。

なし

  • 契約輸送車の場合は運用が限定される為、方向幕自体が存在せず、行き先は窓に板を掲示したり、前面にステッカーを貼ることにより対応する。
  • 青葉台営業所の場合では、新緑病院線用のマイクロバスが該当。

方向幕

  • 車両内に設置された幕を使用し行き先を表示する。
  • 行き先を変更する際は幕を回転させる為、目的の表示に行き着くまで時間がかかることもある。
  • 運用範囲が広い場合幕のコマ数節減の為、系統番号の入った幕と行先の入った幕を別個にするパターンも多い(【例】横浜市営バス緑営業所等)

3色LED

  • 2001年頃から路線バス事業者で使用され始めた、赤色、黄緑色の発光ダイオードを使用した表示方法。
  • 行き先表示は赤色と黄緑色のLEDにより、橙色で表示している。
  • 行き先変更時もボタン一つで目的の表示を即座に表示可能。事業者によっては放送と連動して行き先表示を変更することも出来る。
  • 東急バスでは2003年度の投入車より本格採用。既存の車にも改造により取り付けた。
  • LEDはオージ製のDL-91シリーズを採用している。
  • 路線新設や改変時には専用のPCソフト等により、LED筐体内に入っている読み出し専用メモリを更新することで、簡単に対応が可能というメリットがある。
  • 東急バスでは赤色は行き先の周辺に枠囲みで使用し、終車表示として使用している。
  • 同じ要領で黄緑色も行き先に枠囲みすることにより、深夜バスの表示としている。
  • ↑筆者は長らく横浜市北部住民であった為、黄緑色の枠を長らく深夜バスの表示と思い込んでいた・・・。
    単なる言い訳だが、横浜市営バスも黄緑色枠は深夜バス表示としている事業者である(しかもLEDのメーカーは東急と一緒のオージである)。
    地方によっては黄緑色枠を、終車1本前の表示として使用している事業者もある(都営バス、京成バスなど)。

白色LED

  • 2016年頃から路線バス事業者で使用され始めた、白色の発光ダイオードを使用した表示方法。
  • 行き先の変更動作は3色LEDと同様で、サクサクと変更可能。
  • 3色LEDと比べ、日中の屋外でも行き先の判別が容易に出来る様になった。
  • 東急バスでは2020年3月投入車から一般路線車の一部で採用。2020年度投入車からは本格採用された。
  • LEDは3色LEDと同様のオージ製。
    前面及び後面行先表示のみ、DWLシリーズを使用している模様。
  • 前面表示はDWL-91A-1470F
    後面表示はDWL-91C-1240Fを使用していると思われる。
    但し、大型車、中型車のみの採用となる。
  • 尚、終車の表示は行先表示の外枠に赤色、深夜バスの表示は行先表示の外枠に緑色の表示を行うことにより対応する。
  • 路線新設時、改変時の対応も3色LEDと同様、簡単に対応することが出来る。

フルカラーLED


  • ※都営バスでの使用例

  • ※東急バスでの使用例(AO310)
  • こちらも2016年頃から路線バス事業者で使用され始めた、赤色、緑色、青色、白色の発光ダイオードを使用した表示方法。
  • 行き先の変更動作は3色LEDと同様で、サクサクと変更可能。
  • 白色LED搭載車と同様で、日中の屋外でも行き先の判別が容易。また、系統番号などに色を付けることにより誤乗防止にも効果が期待される。
  • 東急バスでは2019年2月投入の高速路線車で初採用。
  • 但し、投入当初からフルカラー表示は採用せず、白色設定のみを使用していた。
  • 一般路線車では2020年3月投入車の一部で、側面の経由地表示にフルカラー表示を採用。
    2020年度投入車より本格的に採用されている。
  • 経由地表示の矢印部分が緑色表示となるが、その他表示は白色表示となる。
  • LEDは3色LEDと同様のオージ製。DFL-B-740Wを使用している物と思われる。
  • 尚、小型のポンチョでは2021年1月投入車よりフルカラーLEDを採用。
    但し、投入当初から、基本表示は白色となっている。
  • 小型のポンチョについてもオージ製のLEDで、
    DFLシリーズ(コミュニティーバス用)を採用していると思われる。
  • 前面及び後面の行先表示はDFL-F-940F
    側面の経由地表示はDFL-LA-630Wを使用している物と思われる。
  • 路線新設時、改変時の対応も3色LEDと同様、簡単に対応することが出来る。

10.備考欄


備考欄に表記される記事の説明を下記に示す。

トランセ委託

  • バスの所有自体は「東急バス株式会社」だが、運行及び車両の管理自体は「株式会社東急トランセ」が行う形態のこと。
  • 東急トランセは1998年4月に設立された東急バス100%出資の子会社で、渋谷から代官山を結ぶ循環路線、高速バス、貸切バスなどを運行していた。
  • 1999年8月1日に東急バス中目01(野沢線/中目黒駅~野沢龍雲寺)の路線を東急バス大橋営業所から東急トランセ下馬営業所に移管、受託したのを皮切りに、主に営業所単位で路線移管を伴いながら、東急トランセへの受託が進んだ。
  • 2021年2月現在の受託営業所は下記の5営業所。
  • 東京都内(4営業所)

    • 下馬営業所
    • 淡島営業所
    • 弦巻営業所
    • 瀬田営業所
  • 神奈川県内(1営業所)

    • 高津営業所
  • 2024年4月1日を以て株式会社東急トランセは、東急バス株式会社へ吸収合併された。
    その為、東急トランセへの管理委託という状態は2024年4月1日を以て消滅している。

転配履歴

  • 当該車両の移動がいつ起こったかを示す。
  • 転配履歴表そのものが表示されていない場合は、新製投入以来青葉台営業所より移動していない事を示す。

車体塗装関連

  • 2021年現在、東急バスの路線バスにおける標準塗装は下記の10種類である。
  • 1968年以降採用された塗装で、以前のツーステップ車の殆どがこの塗装を纏っていた。2021年現在は2012年以降に投入されたワンステップ車がこの塗装を纏っている。

    画像:S1881(三菱KC-MP317K/1999年投入) 2012年1月24日撮影
  • 1985年に目黒営業所所管の黒01(碑文谷線/目黒駅~大岡山小学校【循環】)、黒02(清水線/目黒駅~二子玉川園【現・二子玉川駅】)が、都市新バス対応となったのを機に導入された新車に採用の新塗装。

    同一塗装の車は1985年~1987年度にかけて計27台が入り、前面に入ったロゴからバスファンの間では「109車」と呼ばれた。

    従来のツーステップ車の塗装にプラスして、屋根袖部と車体裾に赤帯が入る。

    1997年に東急バスに初めて入ったノンステップバスもこの塗装であり、以降2001年まで目黒営業所へ投入されたノンステップバスはこの塗装であった。

    そして2002年~2011年度にかけて投入されたワンステップバスもこの塗装を採用。2021年2月現在は2005年式以降の車が在籍している。

    画像:S692(三菱PJ-MP35JK/2005年7月投入) 2018年7月4日撮影
  • 1998年に、渋11(グランド線/渋谷駅~田園調布駅)専用のノンステップバス新車10台に採用された新塗装。

    従来の都市新バス塗装にプラスして、屋根袖部中央と車体裾部中央に青帯のアクセントが入る塗装で、以降東急バスに投入されたノンステップバスは一部例外を除きこの塗装となった。

    画像:S1761(三菱2PG-MP38FK/2018年2月投入) 2018年7月4日撮影
  • 2019年に、KSP特定輸送用として投入されたいすゞエルガに採用された新塗装。

    前面は従来の赤帯の下に金帯を追加。車体中央の窓上、車体裾に金色のアクセントが入る。

    以降、新羽、虹が丘の特定輸送用車に同様の塗装を施した車両が登場。今後も増える可能性あり?

    画像:NJ701(日産ディーゼルPKG-RA274KAN/2006年6月投入) 2020年11月24日撮影
  • 1986年に渋11(グランド線/渋谷駅~田園調布駅)専用車として採用された新塗装。

    以前の観光バスカラーに入っていた金色をアクセントに使用し、ゴージャス感を出した。

    同年投入の貸切兼用車にも採用されており、以降貸切兼用車の標準カラーとなっている。

    尚、東急バスでは貸切兼用車のことを「ロマンス車」と呼称している。車内はハイバックシートを採用し、ドリンクホルダー、荷物棚も備える等、貸切輸送にも対応できる内装を持っている。

    画像:TA1270(三菱QKG-MP35FP/2012年6月投入) 2018年4月4日撮影
  • 1998年開通のたまプラーザ駅~羽田空港間を結ぶ、直通リムジンバス用の新車で初めて採用された塗装。

    塗り分けは以前の都市間高速バス「ミルキーウェイ」専用車の色違いで、銀色のボディ中央に濃淡ピンクのストライプが入る塗装。前面とストライプ中央には「TOKYU Limousine」のロゴが入っている。以降、空港直通のリムジンバスはこの塗装を採用している。

    画像:SI3400(日野QRG-RU1ESBA/2014年9月投入) 2021年2月17日撮影
  • 2011年開通の通勤高速バス E-LINER(虹が丘営業所~渋谷駅)専用車に採用された新塗装。

    窓下の帯は緑色となり、車体中央には緑色濃淡のストライプが入る。ストライプ中央には「TOKYU BUS Highway Liner」のロゴが入っている。

    写真の車は2019年に新羽へ転属しているが、転属後も車体カラーはそのままで運用されている。

    画像:H674(三菱KL-MP35JM改/2005年8月投入) 2011年11月16日撮影
  • 1985年に本格的サロンバス「S.S.Mercury109」、「S.S.Saloon109」の導入に合わせて採用された新塗装。

    白を基調に青、赤、オレンジが入る塗装で、通称「マーキュリーカラー」と呼ばれている。

    現行の貸切車はこの塗装が採用されている。

    画像:S2277(三菱KL-MS86MP/2005年2月投入) 2011年10月29日撮影
  • 2014年3月、センター北駅~河口湖駅線開業時投入の新車に採用された塗装。

    従来のマーキュリーカラーの配色を受け継ぎつつ、オリジナリティを出しており、前面と車体中央には「TOKYU HIGHWAY BUS」のロゴも入る。

    2014年2月と9月に投入された高速バス用の新車は全てこの車体色が採用されており、基本的に御殿場・河口湖を発着とする昼行高速バスに運用されている。
  •  2016年4月に渋谷・二子玉川~新居浜・西条・今治間の夜行高速バスに参入した際、京浜急行バスから移籍した車両に採用された塗装。
    2014年導入の高速バス塗装と似ているが、前面の塗り分けはオリジナルのマーキュリーカラーと似ており、「TOKYU HIGHWAY BUS」のロゴも前面と車体後ろ寄りに入る。

    以降、高速バス用の新車はこのカラーリングで導入されており、夜行高速バスと御殿場・河口湖を発着としない昼行高速バスに運用されている。

    画像:SI3851(いすゞ2RG-RU1ESDJ/2019年2月投入) 2021年2月20日撮影
  • では、この塗装以外にどんな特殊装飾、特別塗装があったかを見ていくこととする。
  • コーチ塗装

    • 1975年12月24日開業のコーチ自由が丘線(自由が丘駅~駒沢)の専用車に採用された塗装。
    • クリーム色基調に前面に赤帯、側面にカーブした赤い濃淡のラインが2本入る。
    • 写真は1991年投入の三菱U-MK517F(AO7412)。 コーチ青葉台線の一般路線化直前である2001年2月の撮影。
    • 写真の車は後に下記のみどり台塗装に塗り替えられ、「AO90」に改番した。
  • みどり台塗装

    • 2000年2月16日に新設された、青葉台駅~みどり台循環(現、青82)専用車として採用された新塗装。
    • 上半分は赤基調に銀色の細い線が入り、下半分は銀色塗装。東急バスの基本配色のアレンジバージョンと言ったところ。
    • 通称「ウルトラマン塗装」
    • 後に瀬田営業所、高津営業所所属のコーチ塗装中型車が車体再生される際、この塗装に塗り替えられている。
    • 写真は1991年投入の三菱U-MK517F(AO92)。元社番はAO7414でコーチ塗装だったが、2001年にみどり台循環用として改番された際にこの塗装となった。
  • みどり台塗装(ノンステップバスバージョン)

    • 2001年5月に投入された、みたけ台線、市が尾循環線用のノンステップバスにのみ採用された塗装。
    • 上記のみどり台塗装と基本同じだが、赤と銀色の境目に青の細線が入り、ノンステップバスであることをアピールしている。
    • 写真は2001年5月投入の三菱KK-MJ26HF改(AO275)。2004年7月13日の撮影で、まだ幕時代の頃。側面には東急リムジンのパートラッピングが貼られている。
  • コーチ自由が丘線塗装

    • 2001年5月に投入された、コーチ自由が丘線(自01/自由が丘駅~駒大深沢キャンパス)用のノンステップバス10台に採用された塗装。
    • 赤いボディーに金色の装飾、ロゴが入る。「Tokyu Coach」のロゴも残った。
    • 初代コーチ自由が丘線塗装は2013年2月、2013年9月の新車投入で引退。2021年現在は2013年2月投入車5台、2013年9月投入車2台の計7台がこのコーチ自由が丘線塗装を纏っている。
    • 当然、全ての車両がコーチ自由が丘線の所管である瀬田営業所の所属で、東急トランセへ管理委託されている。
    • 写真は2013年2月投入の日野SKG-KR290J1(S1209)。コーチ自由が丘線での撮影だが、希に他路線に入ることもある模様。
  • 虎ノ門病院線塗装

    • 2002年3月16日に宮06(宮前平駅~宮前区役所~宮崎台駅~虎ノ門病院分院)が開業した際登場した新塗装。
    • スカイブルーのボディ側面に入った虹のデザインが印象的。
    • 従来コーチ自由が丘線で使用していたエアロミディ4台を宮06所管の高津営業所へ転用し、塗装変更の上使用していた。
    • 2007年に全車除籍済。
    • 写真は1995年投入の三菱U-MK618F(TA6419)。
  • 代官山循環線塗装


    • 1998年に運行を開始した東急トランセ直営の新路線、代官山循環線に使用されるバスに採用された塗装。
    • シックなワインレッドの塗装で、高級感を出している。
    • 現在の主力は2017年、2018年投入の3代目で、日野ポンチョのノンステップバス。2代目のリエッセに引き続き、濃いワインレッドの塗装が採用されている。
    • 写真は2018年3月投入の日野2DG-HX9JLCE(SI6703)。
  • さくらが丘塗装



    • 撮影者/著作権者:Linearcity様 ライセンス:CC 表示-継承 3.0 <元ページ> Wikipediaより引用
    • 日23(さくらが丘線/日吉駅~さくらが丘)は2003年9月3日に開設された路線。
    • 開設当初に使用された日野ポンチョ(初代)4台は、新日鐵都市開発(現・新日鉄興和不動産)が中心となって再開発した『Isaac(アイザック)日吉』の広告が入った専用塗装を纏っていた。
    • その後、乗客増加に伴い、2004年4月にエアロミディMEが2台増車、2005年1月にはリエッセを3台投入し、初代ポンチョ3台が新羽に転属。転属後は東急バスのノンステップバス標準塗装に変更され、新設の綱74(新吉田線/綱島駅~グリーンサラウンドシティ~新羽駅)専用車として転用された。
    • 残ったポンチョ1台も2006年に高津へ転属。従来の塗装は剥がされた為、さくらが丘塗装は消滅した。
    • 尚、2004年投入のエアロミディMEは東急バスノンステップバス標準塗装。
    • 2005年投入のリエッセは東急バスのツーステップ車標準塗装で導入され、窓下に「Isaac日吉」のラッピングを纏っていた。
  • 新低床バス塗装

    • 1998年、1999年に淡島へ投入されたエアロミディMKのワンステップ車は、目黒の109車塗装から屋根裾帯を省略したバージョンで登場した。
    • これらのワンステップ車は新低床バスと称しており、側面にはロゴも入っている。
    • 車内は中扉から後は1段上がる構造で、運転席側座席も最前列から中扉向かいまでは1段上に一人掛け座席が設置されていた。
    • 1998年度投入車は4台中3台が転属を経験している。写真のAO1777もその中の1台である。
    • 形式は三菱KC-MK219J。
  • NHK線専用塗装



    • ※撮影者:たか様
    • 渋谷駅とNHKスタジオパークを結ぶ直行バスは、かつて東急バス 淡島営業所と京王バス東(2003年9月30日までは京王バス【初代】) 永福町営業所の共管路線で、東急バス側は専用塗装の車両が用いられた。
    • 車体自体は紺色の塗装で、側面にNHKの番組関連ラッピングを纏うパターンが多かった。
    • 初代はトップドアの日野レインボーが用いられたが、短期間でエアロミディMKのワンステップ車に交代した。
    • 東急バスは2010年3月31日の運行を持って撤退。
    • 以降は京王バス東(→2019年10月1日以降は京王バス【2代目】)の単独運行となるが、NHK放送センターの建替計画及び新型コロナウィルス感染拡大の影響で、NHKスタジオパーク自体が2020年5月に閉館となった為廃止された。
    • NHK放送センターの建替完了は2036年の予定らしい・・・。その時に直行バスの復活はあるのだろうか?
    • 写真は1999年投入の三菱KC-MK219J(A1875)。2代目のNHK線専用車である(撮影者:たか様)
  • ハチ公バス(夕やけこやけルート)

    • 東京都渋谷区のコミュニティバス、ハチ公バスの夕やけこやけルート(恵比寿、代官山循環)に東急バス淡島営業所(東急トランセ委託)の専用小型ノンステップ車が使用されている。
    • 車体に描かれた犬のイラストが愛らしい! 東急バス持ちの車は上半分が赤い塗装である。
    • 但し、大半がラッピングバスとなっており、筆者も標準仕様を見つけるまで渋谷駅前で1時間以上待機していたという(´・ω・`)
    • 写真は2018年9月投入の日野2DG-HX9JHCE(A6801)。3代目のハチ公バス専用車である。
  • タマリバーバス

    • 等々力駅と玉堤の間をぐるぐる回る東京都世田谷区のコミュニティバス。
    • 瀬田営業所の所管(東急トランセ委託)。
    • 東急バスの標準塗装の帯下に緑とオレンジの太陽のロゴが貼られている。
    • 写真は2011年3月投入の日野BDG-RX6JFBA(S6026)。
    • 二子玉川駅で、美術館線(玉30)運用中に撮影。
    • 2021年現在は美術館線での運用パターンが多くなっている模様。
  • たまちゃんバス

    • 東京都大田区唯一のコミュニティバス。池上営業所の所管。
    • 交通の不便な矢口、下丸子地域を循環する。
    • 車体自体はノンステップバスの標準塗装だが、前面と車体側面に大きく描かれたアザラシのイメージキャラクターが可愛いの一言!
    • 写真は2009年9月投入の日野BDG-HX6JLAE(I6925)。
    • たまちゃんバス専属の車はI6925のみ。I6925の点検時は他の一般路線車が代走する。
  • ギャラリー塗装(あかね台)



    • ※撮影者:電鉄急行様
    • 1992年のあかね台分譲開始時にPR塗装としてデビュー。
    • 車体全体は東急バスのツーステップ車標準塗装で、窓下に家、木、風船、雲の装飾が入っていた。
    • 青葉台営業所所属車では、下記の5台がPR塗装となった。
      社番横の括弧内は装飾されていた期間を示す。

      日野P-HT223AA(2台)

      • AO633(1991年~1995年)
      • AO634(1991年~1995年)
      • 何れも1985年投入。車体再々生のタイミングで装飾が外されている。
      • 1996年9月の新車投入で、上記の2台は揃って大橋へ転属した。

      日野U-HT2MLAA(3台)

      • AO38(1991年~1997年)
      • AO39(1991年~1997年)
      • AO40(1991年~1997年)
      • 何れも1991年6月投入。車体再生のタイミングで装飾が外されている。
      • 40は1997年6月、38は1998年6月に大橋へ転属(その後の動きは過去車両一覧を参照)。
      • 39は1997年11月に東山田へ転属した。
    • その他、虹が丘、新羽、高津などに同様の装飾を施した車が在籍していた(一部うろ覚えがあるのでご指摘がありましたらなんなりと!)。
    • 写真は1991年投入の日野U-HT2MLAA(AO38)で、鴨志田団地線充当中の物。1992年頃の撮影とのこと・・・。後ろの建物も青葉台東急スクエアになる前で、まだ「東急バラエティストア」の頃・・・。懐かしすぎである(´・ω・`)(撮影者:電鉄急行様)
  • TOQ-BOX

    • TOQ-BOXは東京急行電鉄(現、東急電鉄)及び東急バスで運行していた、1社広告の電車及びバスである。
    • 電車の場合は1編成丸々広告が1種類で統一。バスの場合は車内の広告が1種類で統一されていた。
    • 電車、バスともに車体に装飾が施されており、時代によりデザインが変わっていた。
    • 青葉台営業所における歴代TOQ-BOXの概要は下記の通り
    • 初代:AO731(1987年頃)

      • 初代は1986年投入の日野P-HT233BAがTOQ-BOXに指定されていた。
      • 装飾は前面に「TOQ-BOX」のロゴが貼られているのみだった(はず)。
    • 2代目:AO829(1987年頃~1993年)

      • 2代目は1987年投入の日野P-HT276BAがTOQ-BOXに指定されていた。
      • 3扉車のTOQ-BOX指定は、歴代でも2台のみ。
        もう1台は虹が丘営業所所属のNJ854(いすゞP-LV318N)
      • 「TOQ-BOX」のロゴは前、後、両側面に貼付。
      • デザインコンセプトは「虹」。
      • 車体全体に虹とシャボン玉の装飾。
    • 3代目:AO134(1993年~1998年)

      • 3代目は1992年6月投入の日野U-HT2MLAAがTOQ-BOXに指定されていた。
      • 「TOQ-BOX」のロゴは前、後、両側面に貼付。
      • デザインコンセプトは「幼稚園」。
      • 側面に山と小鳥とバスを待つ乗客の装飾。リアに親子の装飾。
    • 4代目:AO1634(1998年~2003年)

      • 4代目は1997年11月投入の日野KC-HT2MLCAがTOQ-BOXに指定されていた。
      • 「TOQ-BOX」のロゴは前、後、両側面に貼付。
      • デザインコンセプトは「虹&音符」。
      • 側面、リアに虹と楽器と音符の装飾を施した。
    • 5代目:AO235(2003年~2007年)

      • 5代目は2001年12月投入の日野KL-HU2PPEEがTOQ-BOXに指定。
      • ノンステップバスが初めてTOQ-BOX指定となった。
      • 「TOQ-BOX」のロゴは前、後、両側面に貼付。
      • デザインコンセプトは「虹&音符」。
      • 側面、リアに虹と楽器と音符の装飾を施した。
    • 6代目:AO237(2007年~2012年)

      • 6代目も2001年12月投入の日野KL-HU2PPEEがTOQ-BOXに指定された。
      • 当該車は2006年に車体再生を終了しており、車体再生後しばらくしてからTOQ-BOXに指定された。
      • 「TOQ-BOX」のロゴは前、後、両側面に貼付。
      • デザインコンセプトは「虹&音符」。
      • 側面、リアに虹と楽器と音符の装飾を施した。
      • 東急バス除籍後は装飾を付けたまま宗谷バスへ移籍した。
  • 東急バス20周年記念塗装

    • 2011年は東急バス創立から20周年となった節目の年。
    • って事で、各営業所へ往年の塗装を纏った車両がデビュー。
    • 但し、新製投入の時点では淡島、荏原の各営業所には配置されなかった。
    • 2021年現在でも荏原営業所には配置実績が無い。
    • デザインは下記の5種類。
    • 一般路線バス先代塗装

      • 1968年まで東京急行電鉄自動車部で採用されていた塗装を再現。
      • 銀色のボディは現行と一緒だが窓下の赤帯に黄色の縁が付き、車体裾にタイヤに合わせた様な水色のジグザグ塗装が入る。
      • 3台がこの塗装で導入され、弦巻と青葉台所属車は新製投入。瀬田所属車は既存車の車体再生に合わせてデビューした。
      • 対象車は下記の3台
      • T1139(弦巻営業所所属/日野LJG-HU8JLGP/2011年12月投入) ←写真はこの車
      • S685(瀬田営業所所属/三菱PJ-MP37JK/2005年12月投入/2018年除籍)
      • AO1130(青葉台営業所所属/日野LKG-KV234L3/2011年8月投入)
    • 初代観光バスカラー

      • 1953年5月の貸切事業再認可後に採用された塗装を再現
      • クリーム色基調で、側面窓周りと車体裾にライトグリーンが入る。ライトグリーンで描かれた「T」の意匠がなかなか格好いい!
      • 2台導入でいずれも新製投入。
      • 対象車は下記の2台
      • A1126(淡島営業所所属/日野PDG-KR234J2/2011年8月投入)
      • ↑新製配置は下馬→瀬田(2020年7月)→現淡島(2020年10月)
      • M1175(目黒営業所所属/三菱LKG-MP37FK/2011年12月投入)←写真はこの車
    • 2代目観光バスカラー

      • 1967年に冷房、リクライニング付きのデラックスバス専用塗色としてデビュー。
      • その後、観光バス全車にこのカラーリングが採用された。
      • 金色が目立つデザイン。赤色のアクセントも光っている。当時は「ゴールデン・デラックス・バス」と呼ばれたとか。
      • 3台導入で、新羽と東山田は新製投入。池上は既存車の車体再生に合わせてデビューした。
      • 新羽車と東山田車ではデザインの意匠が若干異なるのだとか・・・。
      • 対象車は下記の3台
      • I611(池上営業所所属/日産ディーゼルPK-JP360NAN/2005年11月投入/2018年除籍)
      • NI1178(新羽営業所所属/三菱LKG-MP35FK/2011年12月投入)←写真はこの車
      • H1179(東山田営業所所属/三菱LKG-MP35FK/2011年8月投入)
    • 現行観光バスカラー

      • 1985年に本格的サロンバス「S.S.Mercury109」、「S.S.Saloon109」の導入に合わせて採用された新塗装。
      • 白を基調に青、赤、オレンジが入る塗装で、通称「マーキュリーカラー」と呼ばれている。
      • 当初はMercuryシリーズ専用の塗装だったが、1992年以降貸切車はこの塗装に統一されている。
      • 2台導入でいずれも新製投入。
      • 対象車は下記の2台
      • TA1136(高津営業所所属/日野LKG-KV234L3/2011年12月投入)
      • NJ1153(虹が丘営業所所属/いすゞLKG-LV234N3/2011年8月投入)←写真はこの車
    • 都市間高速バスカラー

      • 1988年、都市間高速バス「MILKY WAY」の運行開始に際して採用された新塗色。
      • 夜間高速にふさわしい青色の濃淡ストライプが入る塗装。
        本来は前面と側面に「MILKY WAY」のロゴが入っていた。
      • 今回は空港リムジンバスに使用される為、ロゴは「TOKYU Limousine」に変わっている。
      • 現行の空港リムジンバス塗装は都市間高速バスカラーの色違いである。
      • 2台とも新製投入だが、1台は2011年8月投入、もう1台は2016年9月に投入された。
      • 対象車は下記の2台
      • NI3175(新羽営業所所属/三菱LKG-MS96VP/2011年8月投入)
      • ↑現SI2175(2016年3月に下馬へ転属し貸切車へ転用。併せて現行観光バスカラーへ塗色変更)
      • NI3662(新羽営業所所属/三菱QTG-MS96VP/2016年9月投入) ←写真はこの車
  • 川崎フロンターレラッピング

    • 東急グループは川崎フロンターレのオフィシャルスポンサーである。
    • って事で、東急バスでも川崎フロンターレのラッピングバスを運行している。
    • 2021年現在のフロンターレラッピング車は下記の3台。
    • TA1649(いすゞQSG-LV234L3)

      • 2017年2月投入で、高津営業所所属(東急トランセ委託)のエルガハイブリッドノンステップ車。
      • 2017年9月30日、等々力陸上競技場でのホームゲーム、川崎フロンターレ×セレッソ大阪戦開催時のイベント「Paint it Blue Bus!!」で観客、サポーターが実際のバス車体に描いた絵を、川崎フロンターレファミリーアートディレクターの大塚いちおさんがラッピングバスとしてデザイン化。2018年1月より運行している。
    • TA1643(いすゞQDG-LV290N1)

      • 2016年8月投入で、高津営業所所属(東急トランセ委託)のエルガノンステップ車。
      • 2018年8月15日、等々力陸上競技場でのホームゲーム、川崎フロンターレ×サガン鳥栖戦開催時のイベント「東急グループフェスタ」で初お披露目された。
      • 川崎フロンターレの選手送迎バスと同一のデザイン。ラッピングデザインはTA1649と同様で、大塚いちおさんである。
    • NI3502(日野QRG-RU1ESBA)

      • 2015年11月投入で、新羽営業所所属のセレガ。空港リムジンバス専用車である。
      • 2019年5月17日、等々力陸上競技場でのホームゲーム、川崎フロンターレ×名古屋グランパスエイト戦開催時に、東京駅八重洲口~等々力陸上競技場間で運行された臨時バス「FROIDAY NIGHTツアーバス」で初お披露目。翌5月18日よりリムジンバスとして運行されている。
      • ↑「FROIDAY NIGHT」は誤字ではない・・・。川崎フロンターレ主催のイベント「FROIDAY NIGHT(フロイデーナイト) J.LEAGUE Powered by DAZN(ダ・ゾーン)」の一環で運行された模様。このツアーバスもDAZN入会が条件で乗車できたとのこと。
      • このツアーバスイベントも「BUS(バス)」と「BATH(風呂)」をかけて企画された様で・・・。
  • ノッテちゃんラッピング

    • 2011年に制定された東急バスのイメージキャラクター「ノッテちゃん」のラッピングバスも存在。
    • 2014年にラッピングが施工された淡島営業所所属のA1360を皮切りに、
      最盛期には淡島、高津、新羽、虹が丘の4営業所に在籍していた。
    • しかし2021年3月現在見られるのは虹が丘のみ。
    • 淡島(A1360)

      • 淡島では2013年9月投入の三菱QKG-MP37FKにラッピングが施されていた。
      • 白基調のラッピングであった。
      • 2021年現在、ラッピングは解除されている。
    • 高津(TA1446)

      • 高津では2014年8月投入のいすゞQQG-LV234L3にラッピングが施されていた。
      • 高津では初めて投入されたエルガハイブリッドで、ノッテちゃんラッピング車では唯一のハイブリッドバス。
      • ピンク基調のデザインである。
      • 2020年の車体補助再生時にラッピングが解除されている。
    • 新羽(NI1512)

      • 新羽では2015年9月投入の日野QKG-KV234L3にラッピングが施されていた。
      • 黄色基調のデザインである。
      • 2021年3月頃ラッピング解除を確認(2PG-LV290N3様より情報提供を頂きました。多謝!!)
    • 虹が丘(NJ657)【初代】

      • 虹が丘では当初2005年9月投入のいすゞPJ-LV234L1にラッピングが施されていた。
      • 元々川崎所属車で、営業所閉所に伴い高津に移動。その後2012年に虹が丘へ転入した。
      • 水色基調のデザインである。
      • 2020年5月に除籍。ラッピングは下記のNJ1974へ交代した。
    • 虹が丘(NJ1974)【2代目】

      • NJ657除籍後、2019年6月投入の三菱2PG-MP38FKがノッテちゃんラッピングを引き継いだ。
      • こちらも水色基調のデザイン。
  • TOCビルシャトルバス

    • 五反田駅と五反田TOCビルを結ぶ無料シャトルバスに、東急バス荏原営業所のエルガミオ中型ワンステップ車が専属で使用されていた。
    • 赤基調のボディ側面には町並みの中にTOCビルが描かれ、虹が架かっている。前面には「TOC EXPRESS」のロゴも入る。
    • ちなみに「TOC」は「東京卸売センター」の略称だそうで・・・。
    • 写真は2006年8月投入のいすゞPA-LR234J1改(E765)。
    • 日中は同型のE764と2台体制で8分おきに五反田駅と五反田TOC本館を往復していたが、2024年3月29日を以て運行を終了した。
  • しながわ水族館送迎バス



    • (初代専用車)
      ※撮影者:内村禎昭様
    • しながわ水族館は1991年10月にしながわ区民公園内に開業した水族館。
    • 開業当初から大井町駅としながわ水族館を結ぶ無料送迎バスに、東急バス荏原営業所の専用車両が使用されている(2021年3月まで京浜急行バス大森営業所と共同運行)。
    • 初代専用車はいすゞのトラック(フォワード)用シャーシに東京特殊車体がボディを架装したボンネットバスで、海をイメージしたブルーの塗装が印象的。京浜急行電鉄(現、京浜急行バス)大森営業所にも同型の車両を投入。東急バス側の専用車と登録番号は連番であった。2006年8月まで活躍した。
    • 初代専用車除籍後は、東急バスではいすゞエルガミオのノンステップバスを投入。こちらもブルーの塗装でアザラシのイラストが入っている。
    • 尚、京浜急行バスでは日野レインボーHRノンステップを投入。こちらはブルーの車体にイルカのイラストが入った物となり、登録番号も先代に引き続き東急バス側の専用車と連番で導入されている。
    • 2代目の水族館送迎バス塗装は、何れも2021年3月を以て引退。以降は東急バスの単独運行となり、特定輸送用塗装を施したいすゞエルガノンステップバス(E1342)に代替されている。
  • 東急トランセプレミアム



    • 撮影者/著作権者:comyu様 ライセンス:CC 表示-継承 4.0 <元ページ> Wikipediaより引用
    • マーキュリーカラーの貸切車、S改めSI2277号車(下馬営業所所属)を大幅にリニューアル。訪日外国人観光客を狙って和のもてなしをテーマに生まれ変わった。
    • 車体はシルバーを基調に桜、扇をちりばめたデザイン。
  • VISIT SHIBUYA



    • 撮影者/著作権者:comyu様 ライセンス:CC 表示-継承 3.0 <元ページ> Wikipediaより引用
    • 京阪バスの定期観光バス「グランパノラマ」として活躍した三菱エアロキングを中古で購入し、ザ・キャピトルホテル東急と渋谷マークシティを結ぶバスとして使用していた。
    • 赤いボディーに「VISIT Shibuya」のロゴが強烈・・・。
  • IKEA港北シャトルバス



    • 撮影者/著作権者: stealth3327様 ライセンス:CC 表示 3.0 <元ページ> Wikipediaより引用
    • 田園調布駅とIKEA港北を結ぶシャトルバスに新羽営業所所属の三菱ふそうロマンス車、NI287が使用されていた。
    • 紺色のボディ側面に黄色で「IKEA」のロゴが書かれている。
    • 2015年3月31日に運行終了。
  • 連節バス関連

    • 2023年8月より青葉台営業所へ投入された連節バスに関しては、従来の東急バスのカラーリングとは異なる塗装が採用されている。
    • 2024年4月現在確認されている塗装パターンは下記の3種類。
    • 2020系塗装

      • AO7300~7303の4台に採用。
      • 東急田園都市線の主力車両2020系を模した塗装。
      • グレーの車体を基調に窓回りは黒。白と緑のアクセントが入る塗装となる。
    • 6020系塗装

      • AO7304のみ1台に採用。
      • 東急大井町線で急行として運用されている6020系を模した塗装。
      • グレーの車体を基調に窓回りは黒。白とオレンジのアクセントが入る塗装となる。
      • 2020系の色違いバージョン。
    • 6000系塗装

      • AO7305のみ1台に採用。
      • こちらも東急大井町線で急行として運用されている6000系を模した塗装。
      • 当初は2020系を模した塗装だったが、2024年4月より現行の塗装となった。

ラッピング履歴

  • 車体にフィルム印刷された広告を貼り付けた車両のことを「ラッピングバス」という。
  • 2000年4月に当時の石原慎太郎東京都知事により発案され、全国にあっという間に普及した。
  • 東急バスでも2000年頃から都内の営業所に登場。
  • 青葉台営業所初のラッピングバスは2001年6月に登場したJOMO(ジャパンエナジー)のラッピングで、車検の広告。4台に施工され、1991年投入の三菱U-MK517F(AO90,91)、及び1999年6月、11月投入の日野KC-HU2PPCE(AO1829,1830)がラッピングを纏った。
  • ラッピングとは言っても、1829,1830は車体の両サイド窓下にラッピングフィルムが貼られているのみ。90,91はリアにもラッピングが貼られていたと思われるが、写真が残っていない為、詳細は不明である。
  • 2002年1月には「ECC英会話教室」のラッピングバスが4台登場(AO92,93,1831,1832)。施工内容はJOMOのラッピングと同様で、92,93のみリアにもラッピングフィルムが貼られている。
  • 2003年9月からは東急ライフィアのラッピングバスが2台登場。2001年12月投入の日野KL-HU2PPEE(AO236,237)に施工され、リアにも全面ラッピングが貼られた。車体両サイドは窓下のみである。
  • 2004年11月からは東急セキュリティのラッピングバスも2台登場した。2003年8月投入の日野KL-HU2PREA(AO431,432)に施行。両サイドの窓下と、リアのブレーキ灯、方向指示器から下にラッピングを纏っている。
  • 前面を除く車体全体へのラッピングとしては、2005年3月に登場したテレビ朝日のラッピングバスが初である。2003年8月投入の日野KL-HU2PREA、AO433に施工され、当時毎週日曜の朝7:00~7:30まで放映されていたアニメ「まじめにふまじめかいけつゾロリ」の広告であった。水色の車体ににゾロリとキャラクターたちが描かれていた。
  • 以降、青葉台に登場したラッピングバスは車体全体へのラッピングが基本となっている。
  • こちらの車両一覧では、JOMO、ECC英会話教室、東急ライフィア、東急セキュリティのラッピング及び、2005年3月に登場したテレビ朝日ラッピング以降の車体全体ラッピングラッピング履歴と見なす事とする。
  • 2004年夏以降、車体の一部分に広告フィルムを貼るパートラッピング車も登場した。但し、パートラッピング車については、車両一覧上でラッピング履歴と計上しないこととする。

ディーゼル規制関連

  • 2003年4月より施行された東京都のディーゼル車規制に対応し、エンジンマフラーから吐き出される粒子状物質後処理装置の取り付けが各バス会社で施行された。
  • 東急バスでも例外ではなく、経年車に後処理装置の取り付けが行われている。
  • このコーナーでは粒子状物質後処理装置の仕組みについて解説する。
  • 併せて、環境対策に関する取り組みもこの項目で取り上げることとする。
  • アイドリングストップ&スタート装置

    • 燃料節約や排出ガスの低減が狙い。
    • マニュアル車の場合、ギアをN(ニュートラル)の位置にすることで、自動的にエンジンが止まり、Nからクラッチを踏んで変速操作をすることによりエンジンが起動する。
    • オートマチック車の場合は車両の停止後しばらくしてからエンジンが停止。アイドリング復帰ペダルを踏むことでエンジンが起動する。
    • いずれの場合も、予めアイドリングストップ装置のスイッチを入れておく必要がある。
    • 東急バスでは1998年度の投入車から標準装備されている。
  • DPF、DPR、DPD

    • DPF」=「Disel Particulate Filter」の略。
    • 日本語に訳すとディーゼル微粒子捕集フィルター。
    • エンジン後部のマフラーに装着されたフィルター部分で収集した粒子状物質を燃やす事で酸化させ、二酸化炭素等の気体に変えることにより、粒子状物質の抑制を狙ったもの。
    • 青葉台営業所では2002年度末までの間に、後付けで1991~1995年式の全車両に装着。
    • 三菱ふそうの車両で採用されているBlueTecも尿素SCRとDPFを使用することにより、有害な窒素酸化物の殆どを窒素と水に還元。世界最高水準のクリーン性能を実現している。
    • 日野、いすゞでは呼称が異なっており、日野での呼称は「DPR(※1)」、いすゞでの呼称は「DPD(※2)」となっている。 何れも基本システムは三菱ふそうのDPFと同様である。

      (※1)DPR=「Diesel Particulate active Reduction system」の略称。トヨタ自動車の登録商標となっている
      (※2)DPD=「Diesel Particulate Diffuser」の略称。いすゞ公式サイトでは「ディーゼル・パーティキュレート・ディフューザー」とカタカナ表記で案内している。
  • 酸化触媒

    • ディーゼル中の粒子状物質を特殊な触媒により酸化させ、低減させる装置。
    • 設置はDPFよりも安価。
    • 青葉台営業所所属車では1996年度以降投入の車に装着。
  • 尿素SCR

    • アンモニアを使用し、窒素酸化物を減らす為の排気ガス浄化システムのこと。
    • SCRは「Selective Catalytic Reduction」の略称。
    • 日本語に訳すると、「選択的触媒による還元」という意味合いになる。
    • 尿素を外部から供給することでアンモニアを発生させ、排気ガス中の窒素酸化物を無害な窒素と水に還元する仕組みになっている。
    • 日産ディーゼル工業は世界で初めて、トラック・バス用の排ガス浄化システムとしての尿素SCRの実用化に成功した。
    • 日産ディーゼル工業では上記排ガス浄化システムを「FLENDS」の名称で自社製の大型トラック、クオン、大型バス(スペースアロー、スペースランナーRA)に装着した。
    • FLENDSは尿素SCR、高圧燃料噴射システム、高精度クールドEGR(排気再循環システム)を組み合わせることにより、大幅な窒素酸化物、粒子状物質の低減を実現し、排出する二酸化炭素の削減に寄与した。
    • 日産ディーゼルは2007年の第40回東京モーターショーにおいて、DPF触媒を併用した次世代の尿素SCRシステムを出品。
    • 2010年、クオン、及び小型トラックのコンドルにDPF触媒と尿素SCRの併用システムを採用したが、大型バスにこのシステムが採用されることはなく(※)、大型、中型のバス製造からは撤退してしまう。

      (※)2010年に登場したポスト新規制のスペースランナーAは三菱ふそう側の「BlueTec」を搭載した。
    • 三菱ふそうは独自の尿素SCRシステムの開発を進めていたが、リコール隠し問題で開発自体が中止された。
    • その後、日産ディーゼルの「FLENDS」の供給を受け、大型トラックのスーパーグレート、大型バスのエアロクイーン、エアロスター等に導入した。
    • 三菱ふそうは2010年以降はダイムラーグループの「BlueTec」を導入。こちらも尿素SCRとDPFを使用し、大幅な窒素酸化物、粒子状物質の低減を実現した。
    • 「BlueTec」は、その後小型トラック「キャンター」、中型トラック「ファイター」、マイクロバスの「ローザ」、中型バスの「エアロミディMK」にも搭載された。
    • いすゞは2007年の第40回東京モーターショーで尿素水噴射に圧縮空気を必要としない次世代の尿素SCRシステムを出品した。
    • 2010年以降、いすゞも尿素SCRとDPD触媒の併用システムを導入。大型トラックの「ギガ」、中型トラックの「フォワード(一部のみ)」、大型バスの「エルガ」、エルガとの統合モデルである日野「ブルーリボン2」にこのシステムを採用した。
    • その後、「エルガミオ」、エルガミオの統合モデルである日野「レインボー」、小型トラックの「エルフ」にも尿素SCRとDPD触媒併用システムが採用されている。
  • AIR LOOP

    • 日野自動車のクリーンディーゼルシステムのこと。「エアループ」と読む。
    • 2010年に発売された大型トラック「プロフィア」、中型トラック「レンジャー」、大型バス「ブルーリボンシティハイブリッド」、「セレガ」、いすゞ「ガーラ」(※)に初めて導入され、極力尿素SCRに頼らない新しいクリーンディーゼルシステムの形を作った。

      (※)いすゞ「ガーラ」は日野「セレガ」との統合モデル。
      「セレガ」、「ガーラ」ともに12m車のみに搭載。
    • 「AIR LOOP」は以下の3項目の達成により従来車両より環境性能の向上、低燃費化を同時に達成した。
    • 1.排気再循環(EGR)システムを強化し窒素酸化物(NOx)を低減。
      2.新型燃焼室、及び燃料の超高圧噴射化により燃費性能向上を図った新型エンジンの開発。
      3.高耐熱フィルター、浄化処理装置を採用した新型DPRの搭載。
    • 但し、AIR LOOPが開発された時点で尿素SCR併用の方向性も考慮されており、2010年4月発売の日野プロフィアは当初からAIR LOOP+尿素SCR併用型でのリリースとなった。また日野レンジャーも平成21年排出ガス規制適合に合わせてAIR LOOP+尿素SCR併用でのリリースとなっている。
    • バスにおけるAIR LOOPと尿素SCR併用に関しては、2010年7月13日発売の「セレガ」、いすゞ「ガーラ」の平成21年排出ガス規制適合バージョンが初となる。
    • その後2011年発売のセレガハイブリッドもAIR LOOPと尿素SCRの併用タイプを採用し平成21年排出ガス規制へ適合した。
    • 2017年7月から8月にかけては、中型バスの「メルファ(※1)」、大型路線バスの「ブルーリボンハイブリッド(※2)」にもAIR LOOPと尿素SCR併用型を搭載。何れも平成28(2016)年排出ガス規制に適合した。
      (※1)統合車種のいすゞ「ガーラミオ」にも搭載。
      (※2)統合車種のいすゞ「エルガハイブリッド」にも搭載。
    • 2017年12月には小型路線バスの「ポンチョ」にもAIR LOOPと尿素SCR併用型のシステムが搭載され、平成28年排出ガス規制に適合。

冷房改造

  • 東急バスに導入された一般路線車は1982年度の導入車まで一部例外を除き、冷房が搭載されていなかった。
  • その為、1985年以降の車体再生のタイミングで、1978年度投入のふそう大型車(※)及び、1979年度車以降の大型車に後付けで冷房装置の取り付けを行った。

    (※)1978年度投入のふそう大型車は1986年頃に冷房改造実施。
  • 後付けの冷房装置は室内配置の物で、外観では運転席側側面に通気孔が追加されているので判別可能。屋根上の出っ張りはない。
  • 1982年度以前の導入車で新製当初から冷房が取り付けられていた場合は。冷房車の表記を付して区分している。

車内設備あれこれ

  • 東急バスでは混雑対策等の為、車内設備に工夫を凝らしたバスを導入した。
  • このコーナーでは、座席配置に焦点を合わせ、特殊な座席配置の車を紹介することとする。
  • ロマンス車

    • 東急バスでは貸切兼用の車両を「ロマンス車」と呼称している。
    • 車内はハイバックシートが並ぶ。
    • バスファンの間では「ワンロマ車」と呼ばれることも・・・。「ワンマン・ロマンス」の略だとか・・・。
  • 三方シート

    • 最後部座席以外は車輌の長手方向にいすが並ぶ形態。
    • 所謂ロングシート。
    • 青葉台営業所では、1987年~1990年投入の3扉車に採用(虹が丘営業所のいすゞ3扉車も同様)。
    • 2003年、および2005年投入のブルーリボンシティワンステップ車も、中扉から後ろは非常口ドア付近を除きこの形態。
    • 写真は2003年8月投入の日野KL-HU2PREA(AO441)の車内を撮影したもの。2005年7月20日撮影
      (※)乗務員の許諾を取った上で撮影
  • 一部の座席が収納式

    • 日野の3扉長尺車の内4台は、運転席側の一部座席が収納出来る様になっていた。
    • 座席を収納して、乗車定員を増やすことが狙い。
    • のはずなのだが、座席を収納しているケースをあまり見たことがなく、あまり意味の無い設備だったと思う。
    • 対象車は下記の4台。いずれも日野P-HT276BA
    • 1988年式(2台)

      • AO943
      • AO944
    • 1989年式(2台)

      • AO1037
      • AO1038

ヘリマス


  • ※前面への設置例 (AO842)

  • ※右側面への設置例(AO842)
  • アトム技研が開発した乗合バス安全走行支援システム。
  • 人や車の接近を前面、及び左右に設置したセンサーで感知。アラーム音とランプの点滅で知らせることによりバスの安全運転を支援する装置。
  • アトム技研の公式ホームページでは、ヘリマスは2008年に都内バス会社の協力にて開発。大手バス会社に納入とある。
  • 東急バス全体では一時期積極的に設置が進められた時期があった。
  • 青葉台営業所所属車での設置が初めて確認されたのは、2010年夏頃と思われる。
  • センサー設置場所は前面に5カ所。左側面に3カ所で、右側面には設置されていない。
  • 当時の設置確認車は下記の4台(以降、本文内では「1期」と表記)。
  • 日野PJ-KV234L1(2台)

    • AO752
    • AO753
    • いずれも2007年3月投入
  • 日野PJ-KV234Q1改(2台)

    • AO759
    • AO760
    • いずれも2006年11月投入
  • その後、2012年2月頃に設置車が増加。
  • センサーは前面5カ所、左側面3個設置は2010年設置車と変わらず。
  • 但し前面中央部にもセンサーが設置されており、2010年の設置車と比べると前面のセンサー設置位置がずれている。
  • 2012年2月頃に設置した車は右側にもセンサーが3カ所設置されている
  • ヘリマスが設置された車は下記の10台(以降、本文では「2期」と表記)。
  • 日産ディーゼルPKG-RA274KAN(3台)

    • AO710
    • AO711
    • AO712
    • いずれも2006年10月投入(元高津車)
  • 日野PJ-KV234L1(1台)

    • AO754
    • いずれも2007年3月投入
  • 日野PJ-KV234Q1改(3台)

    • AO756
    • AO757
    • AO758
    • AO756,757→2006年10月投入 AO758→2006年11月投入
  • 日野PKG-KV234Q2改(3台)

    • AO842
    • AO843
    • AO844
    • いずれも2008年6月投入(元新羽車)
  • 青葉台在籍経験車でヘリマスを設置した実績のある車両は下記の通り(2023年11月現在)。
  • 日産ディーゼルADG-RA273KAN(1台)

    • AO717(2006年6月投入【1期(※)】)
    • ※前面センサーは4カ所のみ。運転席側側面センサーは無い為、1期として表記する。
  • 日産ディーゼルPKG-RA274KAN(3台)

    • AO710(2006年10月投入【2期】)
    • AO711(2006年10月投入【2期】)
    • AO712(2006年10月投入【2期】)
  • 日野PJ-KV234L1(4台)

    • AO629(2005年9月投入【1期】)
    • AO752(2007年3月投入【1期】)
    • AO753(2007年3月投入【1期】)
    • AO754(2007年3月投入【2期】)
  • 日野PJ-KV234Q1改(5台)

    • AO756 (2006年10月投入【2期】)
    • AO757 (2006年10月投入【2期】)
    • AO758(2006年11月投入【2期】)
    • AO759(2006年11月投入【1期】)
    • AO760(2006年11月投入【1期】)
  • 日野PKG-KV234Q2改(3台)

    • AO842 (2008年6月投入【2期】)←2018年頃撤去
    • AO843 (2008年6月投入【2期】)←2018年頃撤去
    • AO844 (2008年6月投入【2期】)←2019年頃撤去
  • 三菱PKG-AA274KAN(1台)

    • AO8778 (2007年10月投入【2期】)
  • 三菱PKG-MP35UK(2台)

    • AO8792(2007年11月投入【2期】)
    • AO890 (2008年6月投入【2期】)←2020年頃撤去
  • 三菱PDG-AR820GAN(1台)

    • AO882(2008年6月投入【2期(※)】)
    • ※前面センサーは中型車の為、4カ所のみ。運転席側にもセンサーがある為2期として表記する。

ハイブリッド

  • ハイブリッドの元々の意味は、違った物の組み合わせ、掛け合わせにより生み出された物を指す。
  • 自動車におけるハイブリッドはエンジンと電気モーターの組み合わせでガソリン、軽油、LP(液化石油)ガスの消費や排出ガスを低減することを目的としており、日本では1997年にトヨタ自動車が発売した「プリウス」により全国に普及することとなった。
  • バスにおけるハイブリッドの歴史は意外にも古く、日野自動車が東芝と協力して1991年に発売した「HIMR(ハイエムアール)」がその元祖と言える。
  • HIMRは電気モーターがエンジンをアシストするパラレル方式のマイルドハイブリッドシステムとなる。
  • 車体は当時のブルーリボンHT/HU系のボディーを流用しており、車両型式も発売当初はHT/HU系となっている。
  • 東急バスでは1994年秋に当時の大橋営業所、東山田営業所へ1台ずつHIMRが導入されたのが初のハイブリッドバスとなる。
  • その後、2004年度末に東山田営業所へブルーリボンシティハイブリッドが2台導入され、この代からはハイブリッドのノンステップバスとなった。
  • ブルーリボンシティハイブリッドのバッテリーはトヨタプリウスのニッケル水素電池となり、インバータユニットも小型化された。
  • バッテリー、及びインバータユニットは屋根上に搭載することにより、前扉から中扉間のノンステップ化を実現した。
  • その後、2012年8月9日、いすゞエルガにもハイブリッド車が仲間入り。
  • ハイブリッドシステム用バッテリーは車内最後部の非常口後ろに置くことにより、通常のディーゼル車と同じ車高を維持。通常のディーゼル車と同じ取り回しで運用できる様になった。
  • ハイブリッドシステムはアメリカのイートン・コーポレーション製のパラレルハイブリッドを搭載。通常のディーゼル車と同様の6HK1-TCC(7.7リッター191KW[260馬力])エンジンとHB1形モーター(44KW[60馬力])が組み合わされている。ミッションは2ペダルの6速自動変速マニュアル仕様となる。
  • エルガハイブリッドはエンジンとモーターの間にクラッチを置くことにより、モーターのみでの走行も可能となった。日本初のフルハイブリッドシステムを持つバスといえるだろう。
  • その後、2015年に日野のハイブリッドバスもブルーリボンハイブリッドヘモデルチェンジ。
  • ブルーリボンハイブリッドはフルハイブリッドシステムとなり、モーターのみでの走行も可能となった。
  • その後は淡島、弦巻、瀬田、目黒、高津、東山田へは日野のハイブリッドバス、弦巻、荏原、高津へはいすゞのハイブリッドバスが導入されている。
  • 2023年8月に青葉台へ導入された連節バスも、ディーゼルエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド車。大出力122馬力(90kW)の電気モーターとクリーンディーゼルエンジンを必要に応じて使い分けるシリーズ・パラレル方式のハイブリッドシステムが採用されている。
  • ハイブリッドバスギャラリー

    • 東急バス初のハイブリッドバスの内の1台 H1346

      • 大橋に投入された1345と共に、東急バス初のハイブリッドバスとなった東山田営業所所属のH1346。
      • ハイブリッド型式認定後の導入で、型式は日野U-HT2MLAHとなる。
      • エンジンはブルーリボンと同様の排気量9880cc、235馬力(173kW)のM10U。
      • モーターは三相交流モーターを採用しており、出力は40馬力(30kW)となる。
      • 後年は鉄腕アトムのラッピングが施されていた。
      • 2001年の撮影で、南日吉団地がコンフォール南日吉に建て替えられる以前の物。
      • 昭和30年代の団地とのコントラストがなんとも絶妙。
      • 2001年10月13日 南日吉団地中央【現:コンフォール南日吉】にて
    • 三菱ふそうのハイブリッドバス MBECS-II

      • 三菱ふそうでも1993年にハイブリッドバスを発表。MBECS(エムベックス)の愛称を持つ。
      • 1993年度は東京都、川崎市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市の7公営事業者、及び名古屋鉄道に計8台が導入された。
      • 車両がブレーキで停止する際の電気エネルギーによって油圧ポンプを動作させ、蓄えた運動エネルギーを加速時の補助として使う方式のマイルドハイブリッドシステム。蓄圧式ハイブリッドと称する。
      • システム的にはスズキのSエネチャージに似ている。
      • 写真は1995年に正式に型式認定された後、神奈川中央交通 横浜営業所へ導入されたMBECS-II(エムベックスツー) 。「よ10」号車。
      • 型式は三菱KC-MP237M。アイドリングストップ&スタートシステム、及び酸化触媒を装備している。
      • 神奈川中央交通では1996年に横浜営業所、相模原営業所(峡の原[はけのはら]車庫【現、橋本営業所】)に1台ずつ、計2台が投入された。
      • 東急バスでの導入はない。淡島辺りに投入されれば面白かったが笑
      • そもそも当時の東急バスは低公害化より低床化の方に重きを置いており、ノンステップバスの導入も東京の民営バスでは早いほうであった(1997年夏に目黒へ一挙14台が導入された三菱KC-MP747Kが初導入)。
      • 【外観写真】2003年6月27日 港南台駅にて
      • 【車内写真】2003年6月27日撮影
    • 東急バス初のブルーリボンシティハイブリッド

      • 東急バス初のハイブリッドノンステップバスは、日野のブルーリボンシティハイブリッド。2005年3月に東山田へ2台が投入された。
      • 型式は日野ACG-HU8JLFP。
      • エンジンは排気量7.7リッター、出力240馬力(177kW)のJ08E-1M。それを出力56馬力(41kW)の1M型モーターがアシストする形になる。
      • 何れも2010年秋に弦巻へ転属。2017年夏の除籍まで活躍した。
      • 2013年1月10日 渋谷駅にて
    • 神奈中のブルーリボンシティハイブリッド

      • 東急バス初のハイブリッドノンステップバス導入と同時に、神奈川中央交通【以下「神奈中」と称する】舞岡営業所へも4台のブルーリボンシティハイブリッドが導入された。
      • 神奈中のブルーリボンシティハイブリッドは初年度登録から除籍まで舞岡を離れること無く、2018年夏まで活躍。
      • 画像は登録から2ヶ月近く経った頃の撮影。
      • 1.「お114」(横浜200か1708)
      • 2.「お156」(横浜200か1709)
      • 3.「お169」(横浜200か1710)
      • 4.「お156」のニッケル水素電池格納部分を撮影。圧縮天然ガスを燃料としたノンステップバスにヒントを得て、インバータユニットを小型化。バッテリーをトヨタプリウスに搭載されているニッケル水素電池4基搭載に変更し、それらを屋根上に格納することにより、前扉から中扉の間をノンステップエリアとすることが出来た。
      • 5.「お102」(横浜200か1707)と「お114」が給油所で仲良く並ぶ。後ろの形状はブルーリボンシティワンステップ車とほぼ変わらない。
      • 2005年5月18日 舞岡(舞岡営業所)にて(許諾済)
    • ブルーリボンシティハイブリッド(後期車)

      • ブルーリボンシティハイブリッドは2010年6月15日、平成21(2009)年排ガス規制に適合する為のマイナーチェンジを実施。
      • AIR LOOP技術を採用し、尿素SCRに頼らないクリーンディーゼルシステムの一つの形を作った。
      • エンジン型式はJ08E-1Mで従来との変更は無いが、AIR LOOP技術による各部の改良に伴い、最高出力は従来より40馬力(29kW)アップされ280馬力(206kW)となった。
      • 外観では冷房用の空気圧縮機が電動化され屋根上に移動したことにより、冷房の筐体が大型化。
        ※いわゆる和式便所と呼ぶ人が数多し笑
      • ホイールナットはISO(国際標準化機構)対応の10穴タイプに変更されている。
      • その後、2012年5月10日に一部マイナーチェンジ。
      • 以下の改良が行われた。
        1.平成27(2015)年度燃費基準を+5%達成。
        2.2012年7月施工のシート及びシートベルトの保安基準改正に対応。
         →3点式シートベルトの装備が義務化された為、運転席のシートベルトは3点式となった。
        3.新ワンマンバス構造要件に適合。
         →中扉操作時の動力伝達カット装置が追加された。
      • 以下画像説明。
      • 1.小田急バス11-F257
         (LJG-HU8JLGP【町田営業所所属[撮影当時]】)。
        2011年秋投入。2010年(2009年度)より小田急バスでも40年ぶりに日野大型車の投入が始まり、吉祥寺に3台ブルーリボンシティハイブリッドを導入。2010年度は武蔵境にも3台ブルーリボンシティハイブリッドが導入された。それに続いて町田営業所でも2台導入された中の1台となる。

        前年度導入の武蔵境に引き続き、平成21年排出ガス規制適合のブルーリボンシティハイブリッドとなっている。小田急バスではこれ以降日野大型車の投入は途絶えている。

        写真は町田営業所への回送時に撮影したもの。町田営業所は東京都町田市野津田町に存在しており、神奈川中央交通(以下「神奈中」と表記する)町田営業所と隣接する場所に有った。神奈中は1969年8月20日に町田市森野(当時)から現在の場所へ移転。移転当初から町田営業所への出入庫路線として鶴川駅から町田営業所(停留所は「野津田車庫」)までの路線をそれなりの本数で運行していた。

        鶴川駅から野津田車庫間は沿線人口もそこまで多くはない為、小田急バスは1983年7月21日の営業所開設当初より新百合ヶ丘駅、柿生駅北口、鶴川駅からは回送で町田営業所へ入庫していた(出庫はその逆パターンで回送)。

        町田営業所所属のブルーリボンシティハイブリッドは2022年10月、営業所移転に伴い2台とも神奈川県川崎市麻生区の新百合ヶ丘営業所へ転属。2023年9月の時点で同じ場所で小田急バスを撮影することは不可能となった。

        (2022年8月27日 新袋橋交差点にて)
      • 2.東急バスT1140
         (LJG-HU8JLGP【弦巻営業所所属[東急トランセ委託<撮影当時>]】
        2011年12月投入。弦巻営業所に初めて新車として導入されたハイブリッド車2台の内の1台である。20周年記念塗装となった片割れとは異なり、こちらはノンステップバスの標準塗装を纏う。
        東急バスも2024年4月1日を以て東急トランセを吸収合併という形になり、東急トランセのステッカーも過去の物となる時期が近付いてきた。

        (2021年9月7日 目黒駅前にて)
      • 3.京成バスN492
         (LNG-HU8JMGP【長沼営業所所属】)
        2012年投入。新製当初は新都心営業所習志野出張所開設後初導入となった車で「0514」を名乗っていた。
        2018年春頃に長沼営業所へ転入、現在の社番へ改番した。京成バスでは唯一のLNG代ブルーリボンシティハイブリッドで、貴重な存在。習志野時代から千葉県警察のマナーラッピングを纏っており、2023年現在も継続中の模様。

        (2020年10月19日 稲毛駅東側交差点にて)
      • 4.横浜市交通局4-3412
         (LNG-HU8JLGP【港南営業所所属】)
        2015年1月投入。横浜市営は2005年秋以来2014年度までブルーリボンシティハイブリッドを毎年導入してきた事業者である。港南営業所にも2023年現在、2007年度~2012年度、及び2014年度導入のブルーリボンシティハイブリッドが在籍している。

        写真の車は2014年度に導入された車2台中の1台。ブルーリボンシティハイブリッド最末期に近い頃の導入となる。

        (2020年10月3日 日野立体交差点にて)
    • エルガハイブリッド

      • いすゞでも2012年8月9日よりエルガにハイブリッド仕様を追加発売。
      • 型式はいすゞQQG-LV234L3と称する。
      • エンジンは排気量7790cc、出力260馬力(191kW)の6HK1-TCC型で、ディーゼルエンジン車と同様である。
      • モーターはHB1型と称し、出力は60馬力(44kW)となる。
      • エンジンとモーターの間にクラッチを配することにより、モーターのみでの走行も可能となった。
      • 神奈川中央交通でも、2013年1月に中山、綾瀬の各営業所へ1台ずつ、計2台が投入された。
      • 写真は中山営業所所属の「な44」号車。
      • 1.116系統運用中。
      • 2.121系統運用。
      • 3.バッテリー格納部分の拡大。赤い囲みで囲った部分にリチウムイオンバッテリーが格納されている。
      • 1.2019年3月29日 三ツ境駅北口にて
      • 2~3.2021年6月26日 保土ヶ谷駅西口にて
    • エルガハイブリッド(その2)

      • エルガハイブリッドは2015年1月29日に一部改良を実施し発売。
      • 走行モードに「ローモード」を追加。加速性能が向上した。
      • 標準仕様選択の場合、車体の軽量化により最後部席の定員が1名増加。
      • 運転席背面に客席向けのハイブリッドモニターをオプション設定。
      • 2015年4月登録分より平成27(2015)年度燃費基準達成+15%適合となり、排出ガス規制記号は「QSG」に変わった。
      • 以下画像説明
      • 1.横浜市交通局5-1803
        (QSG-LV234L3【保土ケ谷営業所所属】)
        2016年1月投入。横浜市営バスでは2013年度(※)、2015年度とエルガハイブリッドが投入されている。
        保土ケ谷にも2013年度に3台、2015年度に2台のエルガハイブリッドが入り、計5台が在籍する。

        (2021年6月17日 横浜駅西口にて)
      • 2.東急バスT1633
        (QSG-LV234L3【弦巻営業所所属[東急トランセ委託<撮影当時>]】)
        2016年8月投入。弦巻営業所のエルガハイブリッドは、2023年9月現在、2013年(2012年度投入)~2016年式までの計6台が在籍する。QSG代のエルガハイブリッドは写真の車とT1532の計2台が在籍。

        2023年9月の時点では何れも東急トランセへ管理委託されているが、来る2024年4月1日を以て東急トランセは東急バスに吸収合併され消滅する為、東急トランセステッカー表示の記録もお早めに。。。

        (2022年3月20日 神泉町交差点にて)
    • ブルーリボンハイブリッド

      • 日野のハイブリッドバスは2015年8月26日にモデルチェンジを発表。12月1日より発売された。
      • 車体はジェイバス宇都宮事業所製となり、いすゞエルガ/日野ブルーリボンのディーゼルエンジン車と共通化された。
      • その一方で走行関連装置は全て日野製となっており、エンジンも日野製のA05C-K1となっている。直列4気筒で、排気量は5123cc。最大出力は250馬力(184kW)。
      • 走行をサポートするハイブリッドモーターは新開発の永久磁石式モーターで床下に装備。最大出力は122馬力(90kW)を叩き出す。
      • 変速装置も日野製の2ペダル式6速自動変速マニュアルトランスミッション「Pro Shift」を採用している。
      • クラッチをモーターとエンジンの間に置くことにより、モーターのみでの走行も可能となった。
      • バッテリーはニッケル水素電池で、先代ブルーリボンシティハイブリッドに引き続き屋根上に装備。但し小型化され容量も増加している。その為、従来より車高は低く抑えられ、車高による運行路線の制約が少なくなった。
      • 写真は神奈川中央交通、平塚営業所所属(神奈川中央交通西委託)の「ひ7」号車(日野QSG-HL2ANAP)。
      • 2016年3月に平塚営業所へ投入されたブルーリボンハイブリッドで、神奈中グループ全体では平塚に2台が在籍。
      • 1.北里大学の入試輸送対応で遠征した際の撮影。神奈中グループでは貴重なハイブリッド車である為、遠征する機会は多い模様。
        (2023年2月4日 相模原公園入口交差点にて)
      • 2.毎年1回、海の日のみに限定運行される「大磯駅~平塚駅~江の島」間路線運行時の撮影。運行を終え。回送で車庫へ引き上げる所。
        (2021年7月22日 大磯駅にて)
      • 3.項番1の画像の内、屋根上のバッテリー格納部分を拡大してみた。赤い囲みをしてある部分にニッケル水素バッテリーが内蔵されている。
    • ブルーリボンハイブリッド(その2)

      • 日野ブルーリボンハイブリッドは2017年8月8日よりマイナーチェンジを行い、平成28(2016)年の排出ガス規制に適合した。
      • この代より日野のクリーンディーゼルシステム「AIR LOOP」と尿素SCRの併用型となっている。
      • エンジンはA05C-K1で従来と変わらないが、出力は260馬力(191kW)となり10馬力(7kW)のアップとなった。
      • A05C-K1本体の燃費改善及び、ハイブリッドシステムと2ペダル自動変速マニュアルトランスミッション「Pro Shift」との協調制御による変速の最適化により、燃費基準を30%上回る低燃費を実現した。
      • ディーゼルエンジン車と同様で、この代よりLEDヘッドランプ、LED車幅灯を採用。
      • この代からはいすゞエルガハイブリッドとの統合車種となり、2018年4月13日の発表と共にいすゞ側でも正式に発売された(※)

        (※)但し型式認証は2017年度内に完了しており、関東鉄道、東京ベイシティ交通へは2018年4月13日の発売前に導入されている。
      • 写真は千葉内陸バス みつわ台車庫所属の1205号車(日野2SG-HL2ANBP)。
      • 千葉内陸バス初のハイブリッドバス。投入当初からトミーテックとのコラボ塗装となっており、トミーテックが手がける鉄道模型ブランド「TOMIX(トミックス)」のロゴも表記されている。
      • 1.海浜幕張駅からZOZOマリンスタジアムへの直行バス充当時の撮影。ZOZOマリンスタジアムでの公式試合開催時は京成各グループよりバスが総動員され、観客輸送に当たる。
        (2019年4月20日 海浜幕張駅南口付近交差点にて)
      • 2.みつわ台車庫入庫時の撮影。TOMYTEC、TOMIXのロゴが目立つ。後部広告枠にも「TOMIX」の鉄道模型の広告が入っている。
        (2017年12月20日 みつわ台車庫にて)

移籍情報

  • 東急バスでは1990年代より、除籍車両が他のバス事業者に移籍する動きが出ている。
  • 他社への移籍が判明した車両については、備考欄に移籍先のバス事業者及び、移籍先での社番、登録番号を記載した。
  • 移籍情報欄の記載の無い車は、移籍情報が確認されていない車を示す。

バナースペース


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    •  あ27(移管)
  • 深夜急行(廃止)

    •  ミッドナイトアロー(廃止)
    •  ナイトアロー(廃止)
  • 出入庫路線

    •  青葉台駅発着
    •  市が尾駅発
    •  恩田駅行き
    •  江田駅発着(廃止)
    •  長津田駅発(廃止)
  • 系統番号付与前の廃止路線

    •  奈良町線
    •  荏田線
    •  市が尾駅循環
    •  青葉台循環(小回り)
    •  青葉台駅(坂上)藤が丘駅